認知症のお年寄りの方は、一人での生活は無理です。
身内の方が同居しての介護が必要になってまいりますが、
しかし、介護は容易ではありません。
確かに、他の疾病も介護が必要ですし、決して楽な事はありません。
しかし、認知症でも自分で動ける程度であれば介護も少しは楽かな?
と思われるかもしれませんが、とんでもない間違いです。 |
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「病」である以上は、たとえ身内であろうとも、楽な介護などあり得ません。
それは、初期の認知症であろうと同じことです。
そもそも認知症は、正常であった脳の知的な働きが、後天的ないろいろな要因によって、
持続的に低下した状態のことです。

ただし、知的な心の動きが悪くなり物忘れや判断の間違いは増えてまいりますが、
本人なりの感情は保たれていますので、認知症になったら感情的なことは何も感じなくなる、
というのは大きな誤解です。
従って、認知症についての知識を学ぶことも大切になってまりますし、
認知症のお年寄りがどんな気持ちで毎日を過ごしているのか、
そのような気持ちを尊重して接することが大切になってまります。
しかし、そうは言われても、そのような介護をする同居人はやはり大変です。
処方されるお薬は、認知症の進行を遅らせるためであり、改善でありません。
でも、やはり出来る事なら認知症を改善して、穏やかな生活を過ごしたいと、
認知症の本人ならずとも、介護して行く身内の同居人も思うはずです。
認知症になろうと思って認知症なる人はいないのですが、
認知症の予防と、それでも認知症に陥ってしまった場合、
改善する方法があるのであれば改善したいですね。

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